ダニは、種類によって生態に大きな違いがあります。
昆虫ではなくクモやサソリの仲間で、世界中に1万種程が知られていますが、全ての種類がアレルギーの原因となるわけではありません。
室内塵に最も多く発生する「ヒョウヒダニ」は、0.3~0.4mmの大きさで、アトピー性皮膚炎や喘息、アレルギー性疾患の原因とされている種類です。
人のフケや、食べ物の食べこぼしなどを食べて繁殖します。
「ケナガコナダニ」は、米や麦・豆類・粉ミルクなどの食品や、家畜用の飼料、畳などにも大発生する種類です。
ワラや乾燥した食品を好んで食べます。
「ツメダニ」は、大きなものだと0.8mm程度の大きさになり、人と接触すると皮膚を刺して皮疹をおこさせるのが特徴です。
畳やカーペットの中にいる他のダニや小さな昆虫を食べて繁殖します。